リムショットです。
とても手応えのある構築でレート2000を達成しましたので記事に残したいと思います。
また、本構築は回避・麻痺などの運要素を軸にした構築ですので、苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
(以下常体)
【構築経緯】
DOKIDOKIしたくて新しい旅を続けている(アドバンス・アドベンチャーより)ので分身バトンを組むことに決定(いつもの)。
これまでのシーズンに引き続いて、分身バトン要員として使い慣れたペンドラー、起点作りとして優秀なポケモンであるラティオス、バトン先として呪い耐性のあるマジックガードピクシー、滅びの歌・吠える耐性のある防音ジャラランガを続投採用。ここまでの4匹はUSM分身バトン構築のテンプレになりつつあると言っても過言ではないので健全なポケモンプレイヤーの皆さんも知っておいていいかもしれない。
シーズン中盤(1800ぐらいまで)、残り2枠はここまでの4匹でキツい黒い霧ドヒドイデや複数のバトン対策(滅びゲンガー+呪いミミッキュの選出)等に幅広く繰り出せて勝ちを狙える挑発オニゴーリと、吹き飛ばしを持ってそうなカバルドンやカビゴンなどがいてペンドラーを出せない時に初手に出して1:1交換が狙える襷爆発ランドロスを採用していたが、オニゴーリがカバルドンの裏のグロスやハッサムのバレパンで何回もしばかれていた。そこで、オニゴーリと同様にムラっけで挑発を覚え、オニゴーリを使う時にキツい鋼・炎・影うちに耐性のあるビーダルに変更。さらにいまいち手応えのなかったランドロスを分身バトンが誘うキツい並びであるレヒレグロスやカバマンダツルギなどにイージーウィンできる自慢の草Zバシャーモに変更して構築が完成した。
【個体解説】
調整意図:HSぶっぱ
起点作り要員。襷無しでも仕事できる種族値。技構成はテンプレ。ゲッコウガの冷ビやゲンガーのシャドボ、メガメタグロスの冷パンあたりは耐える。ペンドラーが物理方面の耐久をもっているので片壁は光の壁推奨。吠えるは起点回避+ミストフィールド枯らしなどに使える。電磁波外しが負けに直結するので持ち物は広角レンズ。
スカーフテテフにムンフォを強要できるのでペンドラーとの相性補完も◎。
アーゴヨンが辛いのでたまに襷エルフーンに変えていたが、そっちはそっちで色々キツい。先発要員の良い案が欲しい。
調整意図:準速100族抜き抜き(11n)Hぶっぱ余りB
バトン要員。じごくづき+防音ジャラランガでプレイングに慣れれば吠えるや滅びの歌に臆せず選出出来る。Sラインが高めなのはメガバシャーモの上を取り続けるためのもの。裏のエースと相談して1分身でバトンすることもしばしば。ランドロスの岩石封じ・ミミッキュの影うち・ハッサムのバレパン辺りのダメージ感覚がとても大事。
調整意図:HBぶっぱ
バトンエースその1。呪いミミッキュに対して繰り出していく。分身界隈ではテンプレすぎて語ることがないが、知らない人は知らないわけわからんポケの1匹。グロスとバンギがキツい。
残飯をもたせたいがビーダルに譲ったので麻薬を吸わせておいた。他の候補はアッキのみとか混乱実とか。画期的な持ち物募集中。
メグロコに完封される。
調整意図:ASぶっぱ
バトンエースその2。滅ゲンや天候パ(トノの滅びやバンギの吠えるが多い)に出していく。専用Zを貰った今こそ輝くはらだいこZ。相手がフェアリーに引いたら美味しい。バトン際に食らうがんぷうや熱湯を身代わりが耐えがちなのが偉い。レヒレが+6地震で落ちるかどうかが試合を分ける(レヒレがH252B無振りなら確1、HB特化なら確定耐え)。
フワンテに完封される。
調整意図:SぶっぱH16n+1調整余りB
自慢の大エース。201ばんどうろからやって来た伝説の秘伝要員。600族のジャラランガの次に見ると数値の低さが際立つ。
ミミッキュ+アシレーヌやドヒドイデ等、バトン先としてピクシーもジャラランガもキツいと感じたらバトンエースとして出す。カバルドン(吹き飛ばし)やレヒレ+グロス(ミストフィールド+クリアボディで電磁波置き土産無効)がいたらペンドラーでバトン出来ないので、後述のバシャーモを初手に出し、2番手のラティオスで起点を作ってビーダルでの全抜きを狙っていく。
当初使っていたオニゴーリはカバルドンの取り巻きのメガ(ルカリオグロスリザハッサム)やミミッキュに弱く、全抜き出来ないことが多かったが、ビーダルはバレパンアクジェ半減、影うち無効、ニトチャで身代わりが壊れない等、オニゴーリよりも上述のメガやミミッキュにより崩される可能性がぐっと低くなる。ムラっけ対策をオニゴーリ対策に限定している構築に刺さる。
厄介なミミッキュも挑発を入れることで命中不安のじゃれつくを強要させることができる。ワンウェポンの熱湯も、火傷を引けば身代わりが残りやすくなったりまもみがしてるだけで相手が削れたりとオニゴーリには出来ない芸当が可能。一見倒せなさそうなドヒドイデも、挑発を入れると相手の熱湯のPPが切れてしまうので、時間はかかるが交換に合わせて裏を削って落とせばこちらのPPがなくなる前に勝てるようになっている。驚異のS種族値71により最速ガッサ抜き、1加速でメガゲン抜きが可能。タネガンが無理だがビーダルに変更してからキノガッサに当たらなかったのは運が良かった。
オニゴーリのように無起点から試合を覆すほどのポテンシャルは持っていないが、しっかりとサポートすればオニゴーリより強い面がたくさんあって感動した。オニゴーリでは勝てなかった試合をいくつも拾ってくれたヒーロー。
呼び水ケイコウオに完封される。
調整意図:CSぶっぱ
地雷。いやバトンせんのかーい。
シーズン途中に壁展開の構築を使っていた時、草Zバシャーモでカバルドンやレヒレを誘い殺す動きをしていたのだが、同じことが分身バトンでもできるんじゃないかと思いこの構築でも採用したところぴったりハマった。バトンパのバシャーモのこの型はやっぱり誰にも読まれなかった。
先述した通り、カバルドン入りやレヒレグロスにはバトン選出するとほぼ負けてしまう。しかし逆に言えば相手はバトンを対策するために確実にカバやレヒレグロスを出してくるので、このポケモンがバカみたいに刺さる。
相手のレヒレやカバルドンは全く草Zを警戒しないし、なんならメタグロスもロクなウェポンがないと踏んで隙を作らせないためにつっぱり続けてくることも多い。たとえ非メガで守るこいつを見て草Zが頭をよぎったとしてもレヒレは突っ張らざるを得ないのだ。だって分身バトン構築だから。
カバやレヒレに強いことに「気づかせない」のが大事で、例えば単純にレヒレに強い電気タイプを出せば相手のレヒレを温存させる動きに繋がってしまう。サイクルできないので相手を居座らせて倒すことが必須条件。
相手の先入観を利用して狩る。無警戒に選出されたランドレヒレグロスやカバマンダツルギを何度も3ターンキルして脳汁が出まくった。
3タテはできなくとも、面倒なポケモンを意表を突いて落とせば、相手の頭数を減らした段階からラティオスで起点を作ってビーダルを展開することができる。間違いなく本構築のMVPであった。昔相棒の分身要員として使っていたバシャーモをこのように分身パで違う型として活躍させられたのでとても満足。
しかし記事を公開した時点でこのポケモンは死んだも同然なので、もし万が一パクって使おうという方がいるなら「やめとけ」とだけ言っておこう。
【選出パターン】
この限りではないが主な選出パターンを記す。
・バトン選出
エースはミミッキュや身代わり貫通技等を考慮して並びから総合的に適任を選ぶ。特に警戒すべきものがない場合はジャラランガを、低速が多く先制技が無い場合はビーダルを出すことが多い。
実はこっちが基本選出かもしれない。分身を見て出てくるポケモンを誘い殺す。
初手のバシャーモで荒らせるだけ荒らして、後発のラティオスでビーダルの起点を作り嵌めていく。
【種が途絶えて欲しいポケモン】
・ラティより早い挑発持ち(コケコ・ゲッコ・悪戯心等)
・HB挑発レヒレ
・パルシェン・メガヘラ
・レッドカード持ち
・滅びマリルリ(こちらに余裕があればじごくづきで対策可能だが通常の型を考慮するとじごくづいてる場合ではないので切りがち)
最後に、
対戦してくださった方々、応援してくださった方々、一緒に考察してくれた分身使いの方々、一緒にレートをしてモチベを保ってくれたサークルのみなさん
ありがとうございました!
来シーズンはレートやらない気がしますがまたいつか結果を出せるように頑張ります!
2000達成時↓
最高レート更新時↓