こんにちは。リムショットです。
環境メタで面白い構成のドラパルトを使い、中々使用感が良かったので紹介します。
ドラパルト@たべのこし 特性:クリアボディ
193(236)-×-106(84)-×-109(108)-189(76+)
※努力値あまり4
【調整意図】
S:最速エースバーン抜き
HD:特化トゲキッスの『マジカルシャイン』確定耐え(81.8~97.4%)/C4振りポリゴン2のC-2『冷凍ビーム』をみがわりが確定耐え
B:あまり
【技構成】
身代わり
竜の舞
バトンタッチ
金縛り
【タイプと金縛りのシナジー】
ゴースト・ドラゴンタイプであるドラパルトは、弱点5つ、耐性8つという特徴がある。一撃ウーラオスの暗黒強打、アシレーヌのムーンフォース、ロトムの悪の波動…等々、様々なポケモンを当てはめて考えてみれば分かっていただけると思うが、ドラパルトへの明確な打点が1枠しかないポケモンはかなり多い(もちろん本来ならそれで十分である)。
こうしたポケモンに対して身代わり→金縛りと動くことで、相手はこちらの身代わりを壊せる技を失い、かなり安全に竜の舞を積むことができる、というギミックになっている。
実はダイマックスを切ることで金縛りには対抗できてしまう。例えばムーンフォースを縛られたアシレーヌはダイフェアリーを打つことができる。しかし、こちらは金縛り後に安定行動である身代わりを連打するだけで相手のダイマックスをいなすことが出来るため、むしろ有利な試合展開が期待できる。ちなみに金縛りの継続ターンは挑発より1ターン長い4ターン。思っている以上にたっぷりと時間を稼ぐことができる。
【対ポリゴン2性能】
使用率4位まで上昇し、一般的にはドラパルトへの後出しが安定するポリゴン2に対しても、むしろ逆に起点にする動きを期待できる。
ポリゴン2がドラパルトの身代わりを壊せる打点としては「冷凍ビーム」「シャドーボール」「イカサマ」あたりだが、放電やトライアタックの採用率の高さから、これらの中から2つを採用しているポリゴン2は非常に少ないと言える。つまり、金縛りで起点にできるというわけだ。
【ノーウェポンバトンについて】
さて、ここまでの動きを実現するために「金縛り」「身代わり」、そして最も現実的な積み技として「竜の舞」の採用まで決まったわけだが、ゴースト・ドラゴンというタイプ上、ドラパルトのワンウェポンでの全抜きは非現実的である。
そこで「バトンタッチ」を採用し、ウェポンを1つから4つへ拡張するという方法を考えた。金縛りの技の性質上、バトン際に撃たれる技が予想しやすく、後続の安全な着地の成功率も上がると考えられる。
バトン先としては、タイプの補完が優秀で、既にドラパルトの竜舞バトン先として実績のある型破りドリュウズ、カバルドンにドラパルトが吹き飛ばされた際にも立ち回り次第では有利に動けるギャラドス、襷やミミッキュで止められにくい連撃ウーラオスなどが使用感が良かった。
【課題】
このポケモンを軸に構築を組むならば、カバルドンの「吹き飛ばし」、相手のドラパルトの「すり抜け」、ミミッキュの「影打ち」「呪い」あたりの対策は必須であると感じた。逆に言えばこの3匹が出てこない試合はほぼ理想の試合展開で勝てており、残りの枠で選出誘導なり裏選出なりを上手く組めればかなり可能性はある。
ポケモン自体はトップメタのため並びだけでは読まれにくく、再戦でない限り確実に通るようなギミックなので、最終日の構築に向いているかもしれない(記事公開した時点で諸説)。
【実績】
構築を使用し始めてから50試合で38勝12敗
中盤瞬間300位くらい達成
(労働により終盤潜れないので公開)
家帰ったらスクショ貼ります
【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございました!ドラパルトは高い素早さと豊富な技プールによって色々面白い動きができますね。
この記事が皆さんの構築のヒントになれば幸いです。では!